大木 良江 先生
青山校師範科 | 58期卒業 / 講師歴 5年 |
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居住地 | 渋谷区在住 |
出身地 | 長野県出身 |
趣味 | 茶道、旅行 |
恩師の言葉がきっかけで、講師に。
子育てが一段落し、40代でお茶の稽古を再開。お稽古ごとを機に「よし、自分できものを着よう!」と、先輩から紹介された青山きもの学院で着付けを習い始めました。
ただ自分で着ることができたら満足と思っていたので、師範科まで進むことは考えていませんでした。研究科を終え迷っていたときに、家族が「いいじゃない。やってみたら」と背中を押してくれて「そうか、じゃあやってみようかな」と師範科に。
講義は知らないことが多くて「こんなに知らないことが沢山あるんだ」と学びの連続。同じようなきもの好きが集まって、学生に戻ったように楽しくて楽しくて。
でもそのときは講師になろうとは思っていませんでした。この年齢で仕事を始めることには躊躇していたのですが、50歳でこの学院に入られた恩師の「何を始めるにも遅いってことはない」という言葉と家族の理解で、講師をさせていただこうと思いました。
自分が生徒だった頃を思い出して、生徒さんの目線で伝える。 担当は本科と研究科。
本科の生徒さんは、着付けをするのが初めての方々。講師になって5年。心がけていることは、わたしが生徒だった頃を思い出し「ここはこういう言い方ではわからなかった」「こういう教え方だと伝わりやすかった」などを考え、なるべく生徒さんの目線で伝わりやすい言葉を選ぶことです。
生徒さんが、きものを着られるようになる過程をみるのは楽しいし嬉しいですね。
どんどんきもの好きになる生徒さんを見るのが嬉しい。
きものを全く着付けられなかった生徒さんが段々と着付けられるようになって、自分できものを着て学院に通ってくるようになるんです。
それにきものを好きになってくれて、自分で選んだきもののことなどを楽しそうに話してくれたりすると、日本文化の発展に少しでも貢献できているかなと嬉しく思えます。
「人生が変わったね」と夫に言われ、家族に感謝。
着付けを始めて、生活が変わりました。
夫にも「人生が変わったね」と言われます。家族の理解がなかったら、講師の道には進んでいませんでした。
きものを着ていると、夫だけでなく27歳の息子も「今日は衣紋が抜き過ぎているよ」とか「今日はいいね」などと声を掛けてくれます。32歳の娘も教えたわけではないのに見よう見まねで名古屋帯が結べるようになっていました。本当、良き理解者に恵まれ幸せだと思います。
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